梅ログ

忘れっぽいし書いとこう

ジャムと牛乳で新しい飲み物を作りたい

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インドでは牛乳とローズシロップを混ぜた物が日常的に飲まれているらしい。
バラ味の食べ物が好きで、その情報を参考にしてバラジャムと牛乳を混ぜた物をよく飲んでいる。

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見た目はさほど普通の牛乳と変わらないが、味覚嗅覚共に甘く、優しくバラを感じておしゃれな気分になれる。おやつの時間の幸福感が増幅される良い飲み物である。

花びらの食感も味わえるのがジャムならではの利点。
冷たいままでもおいしいが、温めた方がよりバラを強く感じられる。

このホットバラジャム牛乳がかなり気に入っているので他のジャムでも試してみたい。おいしい発見があるかもしれない。

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 「ジャムなら大体おいしいんじゃない?」

そう言いながらも、友人であるロム猫さん(写真左)と種さん(写真中央)の2人が付き合ってくれた。

今回は2人が用意してくれた2種と筆者が用意した4種。合わせて6種のジャムを混ぜた牛乳を飲む。ジャムと牛乳によるドラマの幕開けであった。

 

【1】 バラジャムf:id:komeumeko:20190309214702j:plain

最初はバラジャム。この企画のきっかけであり、これに乗じて布教したい飲み方だ。
人生で一度も牛乳にジャムを入れたことの無い2人にまずはこの味を知ってもらう。

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コップにジャムを2,3杯入れて、

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牛乳と混ぜるだけ。温める必要性も伝えたいので、まずは冷めたいままで飲んでもらう。

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「うっすら香りがするけど……ほぼ牛乳の匂い」
「甘みのついた牛乳……?後味がややバラかな」
本当にこれがイチオシの飲み物なのかと言いたげな微妙なリアクション。
なんでわざわざやろうと思った?という雰囲気もうっすら漂う。

では、とレンジで温めた物を差し出す、と、

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「!バラの香りが強くなった!」「花の味がすごい!これは良い!おいしい!」
さっきの空気は何だったのかという程2人のテンションは急上昇。 

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温めることによって豊かなバラの香りが広がり、味の主張も強くなる。

シンプルなクッキーと一緒に頂くと最高なんですよと言うと全力の同意が返ってきた。

外国で日本人と遭遇した時のような安心感。最高だと思っている物の最高さを理解してもらえて嬉しい。2人のリアクションと、企画が認められたことにほっとしながら、ガッツポーズで次へ進む。

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なお、これ以降温めたもののみを評価していく。

 


【2】白桃ジャム

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「その辺のスーパーでも売ってるし、絶対おいしいと思って」
種さんが確信の瞳で出してきたのは白桃のジャムだ。メジャーなジャムだからこその安心感。では早速と提案者である彼女が口にした直後、顔を曇らせた。
「……バラほどじゃない」
ロム猫さんも「おいしいはおいしいんだけど」と頭上にクエスチョンマークを浮かべる。右に左に上に下にと首をひねりまくる2人を見ながらマグを取り、流れ込む牛乳と白桃の果肉を口の中で受け止める。

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うーん。不味くはない。……不味くはない、のだが。
温められた牛乳と白桃ジャムは、ただただ温められた牛乳と温められた白桃ジャムであり、その味は交わることなくただ平行に並んでいる。特に白桃の主張がほとんど感じられない。会話の無いお見合いの席を連想させた。

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マグを傾けると薄桃色の果肉が牛乳の下からこちらの様子をうかがっている。
飲む直前まで我々人間達からは「果肉のかたまりがキュート」と評価されていた白桃ジャムだったが、その居場所は牛乳ではなかった。

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【3】ココナッツジャム

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桃ジャム牛乳に無知を身につまされたところで我々3人が初対面のジャムへと移る。ココナッツジャムだ。シンガポールやマレーシアで食べられているもので、別名カヤジャムというらしい。ココナッツミルクと砂糖、それから卵が入っている褐色のペースト状ジャムである。 

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牛乳と混ぜ合わせる前に匂いを嗅いでみると、アーモンドのようなナッツ系の香り。

パッケージに記載された材料を読み上げてもロム猫さんはココナッツジャムであることを疑っている。筆者としては、牛乳を入れたらココナッツミルクに戻ったりしないかと期待していたのだが……?

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温められたことによってより混ざり合い、シチュー色になったそれは、
冷えた状態の時以上に『ココナッツ』のイメージとはかけ離れた、豆を煮たようななんともまろやかな匂いを発していた。ロム猫さんはそれを「ポップコーンの匂いだ!」と叫び、種さんは始終「なにこれ」と呟いていた。南国のイメージから遠いことは確かである。

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味に関してもおしるこ、グリーンティー、おまんじゅうと各々が違うものを想像している。各々が上げる似た味の食べ物が全部バラバラだったが、あんこの和菓子の味であるということで落ち着いた。なんとなくざらついた食感があるところもあんこ感がある。

和菓子と一緒に頂くのが良さそうだ。

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【4】ブラックカラントジャム

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可愛く飾り付けられているが色のインパクトが強い。

「何か分からなかったけど見た目重視で買ってきた」そんなロム猫さんのブラックカラントジャム。あえてブラックカラントが何なのかを調べずに事を進めていくことになったが果たして。

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瓶の中だと佃煮のようにも見えるが深い黒の中にもやや赤みもあり、ベリー感。なんなんだ。覗き込む全員が口をつけたくない顔をしていた。

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レンジから出すと赤黒い果実と分離した牛乳とでちょっとした地獄が出現していた。

用意した責任を取る、とロム猫さんがマグを手に取る。

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「ははははは...やべえこれおいしいかもしんない。チーズみたいな味がする!
だってあの、ほら、この、ほら!牛乳がさあ、牛乳の成分が固まってるもん!」

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「ええーっこわいこわいこわいこわいこわい...あとちょっと、くさい」

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「こわいこわいこわーい....えっ!?あっ、おいしい〜」
二人ともコントのようなリアクションの大逆転。

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筆者の口には合わなかったが……

 

日常で飲むタイミングがあるとしたら朝食や就寝前だろうか。

二人が言うようにチーズ、もしくはヨーグルトのような味なのだが、塊となった成分が口の中にでゅるっと入ってくる感覚が少し怖い。ブラックカラントらしい香りはほぼ無く、酸っぱい匂いがするので余計にミステリアスな飲み物と化している。

 

なお、ブラックカラントの正体はカシスであった。フランス語ではカシス、英語だとブラックカラントと呼ばれるそう。
カシスオレンジやカシスウーロンなど、お酒の名前の方が馴染みがある。
正体を知るまでは目を白黒させながら飲み込んだが、知り合いにドッキリを仕掛けられた気持ちになった。根は良いやつだが、過激派である。

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【5】クレイジーオニオンジャム

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5つ目はクレイジーオニオンジャム。主に淡路島産たまねぎが使用されていてスパイシーな香りがする。甘い物というイメージの強いジャムとは印象が異なる。

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 温められたクレイジーオニオンジャム牛乳と、比較されるポタージュスープ。

見た目はうっすら色づいた程度だが、完全におかず系の匂いがする。

「スープバー!」「クラムチャウダーみたいな匂い!」「クリスマスの匂いだって!」

冬の幸せワードが例えとして飛び交う中、ロム猫さんが元気にマグを取った。

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!!

「コレネェ、ナンカネェ、オイシクハナイカナ」 

ハッピーエンドで終わりそうなゾンビ映画が急展開を迎えたような空気感。

「あの、どっちかにしてほしいんすよ。あの、甘さと、しょっぱさと、」

「ポタージュとジャムの間でね、揺れ動くんですよ、この子は」

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「...な、な、無し...?ありっちゃあり...?あり寄りの無し...?」 

口に入ってきた直後までは完全にスープなので違和感がすごい。既に出来上がっている食べ物に一工夫組する為のものとして作られているのかもしれない。複雑な味がする。

こういうものだと思えば飲めなくもない、という意見もあったが自分を誤魔化してまで飲む必要はない。クレイジーオニオンジャムには美味しい料理に添えられて幸せに暮らしてほしい。

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【6 生姜ジャムf:id:komeumeko:20190309235833j:plain

国産生姜使用生姜のどジャム!
見つけた際にはその名がそのまま口から出る程驚いた。なんせ「のどジャム」である。そんなジャンルがあるのか。名前にしちゃうくらいなので余程のどに自信があるのだろう。最後はこの生姜ジャムだ。
 

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フタを開けると T H E シ ョ ウ ガ !

用意しておいてなんだが、刺激的ですらある強い生姜の香りに怯んでしまった。

主張の強い飲み物になりそうだ。

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おそるおそる口にすると、ジャム単体の時の強烈な生姜の香りも刺激もマイルドで驚きの好印象。良い意味で印象が弱くなり、生姜が苦手でも飲める味に。

喉に良さそうな雰囲気はそのまま。体もぽかぽかする。

生姜が牛乳のやさしさに包まれ、手と手を取り合ってマッハで結婚式を迎えているイメージが脳内を駆け巡り、幸せな気分になってくる。

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幸福感が溢れまくっている飲み物にうっかり「寒い日に遊びに行った家で出されたら胸きゅんかも」などという感想が漏れた。うっかり過ぎてびっくりした。

だが飲んだ全員恋愛妄想を始める程に同じ意見。

「絶対女子が好きなやつ」「なんか、あったかい……」「気になる子家に呼べる」

単純に寒い季節に良さそうだと思って用意したが、生姜ジャム牛乳に恋のかけ橋となる可能性を見出した。ときめきをご所望な方全員にこれを飲ませたい。

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ジャム牛乳総括

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 6種すべて飲み終えたところで、どれが一番おいしいと感じたか話し合った。

結果はバラと生姜であった。

「溶かす前のインパクトとその後のギャップが一番大きかったから」

と、生姜ジャムを選んだのはロム猫さん。 種さんはバラを飲み終わったあともバラがうまいうまいと呟いていたので余程気に入ってもらえたとみえる。

筆者も結局はバラが一番美味しいと感じたのだが、今回の結果からすると、よく知っているつもりのジャムでも予想外の味になる可能性があると大いに考えられる。

バラジャム、生姜ジャムを超えるものもあるかもしれない。

これからは新しいジャムを買う度に牛乳と混ぜ合わせることになりそうだ。

 

【簡単】手作りバレンタインチョコ4選

毎年お正月ムードが薄れた頃から、街に貼られた販促物は桃色や赤色、そして茶色に装いを変えていく。
2月14日バレンタイン。女性が日頃お世話になっている人や想いを寄せる人にチョコレートを渡す日だ。
もちろん渡さない貰わないという選択肢もあるが、こういったイベントに乗っかっておくと、なんでもない日に何かするよりも感謝だ何だという感情表現をするハードルが低いことに気づいたのと、単純に好きな人にプレゼントするのは楽しいし嬉しいので私はなるべく乗っている。

女性側が用意するチョコレートを大きく分類すると3パターンある。
百貨店の特別展などで販売されている高価なもの。いわゆるデパチョコ。
スーパーやコンビニで年中置かれている手軽に買える安チョコ。そして本人による手作りチョコ。今回は3つめの手作りチョコについて話をしたい。

素人の手作りは衛生面が心配だから気持ちは嬉しいけどちょっと遠慮したい…という意見もあるのではないだろうか。
学生の頃はお金が無いという理由から大量生産ができる手作りをしていたが、年をとったのか時代なのか、まあそんな気持ちもわかる。自分は良くても受け取り手にその心配をさせたくない。多くの量を配りたい場合、デパチョコでは懐に厳しいし、安チョコは適当に買ってきた感が出てしまう。
そしてプレゼントする楽しみもない。どうせなら喜んでもらえるものを渡したい。

そんな時オススメなのが"手作りのラッピング"である。
外側だけ作って中身のチョコレートは未開封既製品であれば不安は解消されるのではないだろうか。
高級感は出せなくても特別っぽい感じが出るので喜んでもらえる可能性は高い。
実際に会社で配布するために作ったものを紹介していく。


【業者にお任せチロルチョコ!】
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チロルチョコのフィルムに、用意した好きな写真やイラストを印刷してもらえる業者のサービスを利用する。個人向けサービスなので最小15個セットから発注できる。サイトから注文するだけなので不器用でも問題はない。
ただ普通に買うよりも割高になってしまう点と、1人1,2個だとちょっと寂しさが出てしまう点がデメリットといえる。
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手軽さ★★★★☆
クオリティ★★★★★
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【お手軽オリジナル板チョコ!】
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市販の板チョコのサイズをベースにオリジナルパッケージデータを作成。それを原寸大で印刷裁断し、板チョコに巻く。
この時は遊び心におやつ付きと称して間にかば焼きさん太郎を挟み込んだ。
材料や賞味期限などに不安がないように元のパッケージは巻いたままにするのが親切だろう。材料費が大体わかってしまうのでジョークが通じる人向けチョコである。
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手軽さ★★★☆☆
やりようによっちゃお洒落度★★★★★
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【メッセージを入れても!ポチ袋】
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カラー封筒に文字や絵を描きお金型チョコレートを入れる。
この年のテーマはお年玉だ。素朴さが出したくて手作り消しゴムはんこをチョコの分だけ押しまくった。これは上司への給料を上げてくれという想いを込めている。恐らく伝わってはいないだろう。
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手軽さ★★★☆☆
感情表現度★★★★★
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【なんならチョコレートじゃなくていい!おかしセット】
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レトロな雰囲気のパッケージデータを作成し、厚紙に印刷。透明な袋に駄菓子を詰めてホチキスで止めれば、懐かしのおかしセットをテーマに作成したチョコレートが完成である。パンチで穴を開ければよりリアリティが増し愛着も湧く。
いろんなお菓子を楽しんでもらえるし、甘いものが苦手な人向けに中身の調整も可能である。用意する袋のサイズである程度コスト調整もできる。
ここまで沢山のチョコレートを低コストで楽しいものをどれだけ作成できるかということに重きを置いて作成してきた。この年はその集大成といえる。
翌月、会社に退職届を提出した。
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手軽さ★★★★★
自由度★★★★★
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・オリジナルチロルチョコ
DECOチョコ
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・お世話になった駄菓子の卸屋さん
大屋商店
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叩き壊すおもちゃ、ピニャータをエビフライにしたい

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クリスマスや誕生日などのお祝いの日にピニャータという紙製の人形を吊るし、それを棒で叩き割るという遊び、『ピニャータ割り』がメキシコを中心とした中南米に存在するらしい。

自分の誕生日を祝おうと調べていたら辿り着いたそれは、幼い子供が好みそうな動物やアニメのキャラクターなどを模した可愛らしい形をしていた。中にはお菓子が詰められているという。

 

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表面はカラフルな紙で作られたフリンジに覆われている物が多いようで、ふさふさのあいつも無毛のそいつもふさふさしている。

そんなふさふさのピニャータをパソコンの画面越しに眺めていると、筆者の中の名古屋の民が囁いた。

 

―あのフリンジ見てみい、どう見たってエビフライの衣だが。と。

 

筆者は名古屋の出身である。名古屋の民はエビフライを「えびふりゃあ」とは言わないし名古屋飯だと思ってもいないが、サンドウィッチにしてみたり味噌に着けてみたりと街はエビフライ愛に溢れている。特に大きなエビフライは特別な日のご馳走だ。個人的には人様からエビフライを頂いてしまったら無条件でときめいてしまう自信がある。が、他の地方の人にとってはそこまでの料理ではないということを知った時は衝撃であった。

思いついてしまったあとの数日は会社にいい感じのダンボールが発生するのを待った。エビフライを作るためだ。 上司に持ち帰りたいことを伝えると用途を聞かれたので素直に「海外でお祝いの日に作るという紙人形を作りたい」と説明したがエビフライの形にすることは黙っておいた。上司は名古屋の民ではないからだ。

 

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無事手に入れた段ボール。切り込みを入れて十字になるように繋ぎ合わせていく。

実際のものがどんな構造かは分からないが、紙でできていて、最終的に壊れるものを正解とした。


エビフライには丸まったものや頭付きのものなど種類はあるが、思い浮かぶのは地元名古屋のデパ地下に並ぶやけに背筋の伸びた無頭のエビフライだ。

あれは長く大きいほど良いものなのだと愛知県民は学習している。いつかおこづかいで買いたいと憧れたあのエビフライを想いながら、ダンボールを長めにつなぎ合わせた。

 

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ダンボール同士がうまくはまらなかったり、強度に不安がある部分はガムテープで固定する。完成をイメージしながら切り崩してみると、どことなくそれらしいビジュアルが現れた。

 

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作業が進めば進むほどエビフライらしいエビフライにしようという気持ちが強くなる。決意のまま骨組みの上に側面となる新たなダンボールを麻紐で縛って固定した。形が崩れる様子はほとんど無く、逆に丈夫過ぎる気がして心配になる。情緒が不安定である。恋かもしれない。

お菓子を入れるため、そして強度が必要以上に上がってしまうことを防ぐために側面の4割程度はダンボールを貼らずに開けておき、このあと下地として全体に貼り付ける藁半紙で塞ぐことにした。

 

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当日のお楽しみ、お菓子ラインナップは小包装された飴やチョコレート、ゼリーや小魚、甘納豆など。叩かれても壊れなさそうな物を選んだら祖母の家で出してもらえるような物が揃い、つい故郷が恋しくなってしまう。

 

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買われて早々に段ボールの半個室に詰められるとは思ってはいなかっただろうお菓子たちの気持ちを推し量りながら、藁半紙と水糊で蓋をしていった。

 

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お菓子を閉じ込める作業を終えると真っ白なエビフライが現れた。揚げる直前の粉を纏ったエビのようだ。少し無骨だが沢山叩いてくれと言っているように見えて頼もしい。軽く叩いてみると、タンバリンのようなパンっとした気持ちの良い音がした。

 

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ラストスパート。エビフライをエビフライたらしめる衣付け、フリンジ付けの段階に突入である。色のついた紙テープに延々切れ込みを入れ、貼り付けていく。

 

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尻尾の部分に負担がかかるのが怖くて立ったりしゃがんだりしながら作業を進めたがこれが地味に足腰に負担がかかる。何週しても終わりが見えず、じっくりと疲労が蓄積されていく。無間地獄かのように思えたひとときだったが、フリンジ付け開始から時計の短針が一周回る頃、ついに思い描いた姿を現した。

 

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 一月某日、期待と不安とエビフライを胸に抱え、駅前で人を待っていた。

どうせなら自分だけでなく他の人のお祝いもしたいと思い、誕生日が近いハッピーな人達に声をかけたのだ。

参加者には事前に軽く説明はしたが、私含め全員初ピニャータである。吊るして叩くその現場がどんな空気になるのかも想像できなかった。果たして日本生まれ日本育ちの大人たちは楽しむことができるのだろうか。

 

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会場は夜の公園。

ピニャータ割りの起源は諸説あり、その一つに、可愛い紙人形に化けた悪魔を追い払うために叩くというゲームをクリスマスのミサで行ったのが始まり、というものがある。

そんなインターネット知識を頭の片隅で思い浮かべながら吊り上げたピニャータは暗闇の中ゆらゆらと揺れ、まさにこちらに襲いかかるタイミングを図っている大きな悪魔のように見えた。

それと同時に、吊り上げられたエビフライは腕の中で見るよりもエビフライらしく見え、闇夜に溶け込んだ不気味さと、それを自分が作ったという自画自賛で楽しい気分になってくる。

 

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参加者達は誕生日を祝い合うよりも先に「エビフライ...」「でっかいエビフライ...」と口々に漏らし、ウォーミングアップに素振りを始めていた。

その様子にメンバーの懐の深さとピニャータ割りの素質を確信。

 

なお今回ルールは、本場ではこの遊びの際に歌うらしい『ピニャータのうた(Piñata)』音源をかけ、一人ずつ順番に歌が終わるまで頭上に括り付けたエビフライを叩き続ける。出てきたお菓子はその時叩いていた人のものとする、ということにした。

小さな資本主義経済が誕生したところで、大人ばかりでよってたかってエビフライを叩く宴の始まりである。

 

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 ♪ Dale dale dale  ダレ ダレ ダーレ (打て 打て 打て)

♪No pierdes el tino  ノー ピェルダス エル ティーノ (的を外すな)

 

異国感溢れるスペイン語の音楽が流れているその時間はおよそ30秒。

構え方や叩き方、叩いた時の音に剣道などの剣術経験の有無や体格、日頃の鬱憤の溜まり具合が垣間見える。容赦ない。

 

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筆者の番。木刀を手にピニャータを見上げると緊張感が走った。「どう壊してやろうか」という高ぶりからの緊張である。

最初から破壊することを前提とした物だからだろうか。むしろ誰よりも一番ぶっ壊したいという気持ちが芽生えていた。

 

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音楽が流れだすと同時に木刀を力いっぱいめちゃくちゃに振り回す。

しかしダメージは小さいようで、その身は崩れず打った木刀をばいんと弾き、反撃をするかのようにそのまま勢いよくこちらへ飛んできた。他の人が叩いているのを見ている時には気づかなかったが、避けたり弾かれたりと思いの外必死になった。

 

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二周に突入する頃、それまでは叩いている人を眺めていた参加者達が動き出した。

一人は「ダレダレダーレ」と歌を歌い、また一人はその歌に合わせ舞い踊り、さらに剣術経験者は順番を次に控えた者に打ち方の指導を始めたのだ。

これはピニャータに化けた"悪魔の力"なのだろうか。悪魔払いが起源のゲームによって、逆に魔に憑かれたようだった。

 

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なかなか丈夫に思われたエビフライだったが、ゲームを進めていくうちに少しずつダンボール片へと姿を変えていった。

 

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破壊が進むにつれ、どんどんお菓子が飛び出す。あっちこっちに飛んでいくので一人叩き終わるごとにお菓子を拾う作業が入る。沢山拾ったとしてもルール上叩いた人の物になるのだが、それはそれとして落ちているものを拾うというのが楽しい。

 

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容赦無く叩かれ続けたエビフライはついに木っ端微塵に。

結局自分ではあまり壊すことはできなかったが制作と破壊で蓄積された疲労感はどこへやら、清々しい気分であった。

参加者の一人がお菓子の山を手にこんな感想をくれた。「夜の公園で大人がエビフライを叩きまくる姿は、誕生日会というよりは魔女の集会のようだった」と。こうして歌い踊って巨大なエビフライを叩く誕生日会は幕を閉じた。 

 

「ストレス発散になる」「お菓子も貰えて嬉しい。またやりたい」と参加者にはとても楽しんでもらえた様子だったが、ピニャータを作りたいという欲求は湧いてこなかった。エビフライ型ピニャータに化けた悪魔と共に、それを作りたいと主張した私の中の名古屋の民も満足し去っていったようである。

【優良】人生二度目の免許更新に行った話

免許更新を面倒臭がってつい先延ばしにしてしまっているあなたへ。これは5年後の自分自身に向けた記事です。何をするにも腰が重た過ぎるところがありますが、免許更新は思っているほど面倒臭くはありません。敷いて言えば施設までの移動が一番面倒臭いです。それでもうだうだしているでしょうから、覚えているうちに2019年の私があなたのために免許更新の流れをここに残しておきます。

もしも何かしらしてしまって『優良』じゃなくなった場合、この記事は役に立たないのでその時はその時の対応をしてください。

 

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【日にち】2月3日 日曜日

【天気】晴れ

【利用施設】江東試験場

【所要時間】11時15分頃受付、12時20分終了の約1時間

【持ち物】届いた葉書、免許証、手数料、眼鏡、念の為印鑑

【前回からの更新事項】無し

【事前にすること】美容室に行く、化粧は気持ち濃いめ、笑顔の練習

【注意事項】免許更新センター、警察署は土日祝やってません

 

試験場に着いてからの流れ。

▼玄関入って右手の0番窓口で受付へ向かう。(すぐ分かる)

▼窓口手前で4桁の2つの暗証番号を機械に入力、発行(超簡単)

▼窓口で葉書と免許証を渡し、書類を一枚もらう。記入が必要な箇所を説明される。渡した2点も受け取り、窓口脇の記入コーナーで記入。(難しくない)

▼次の窓口へ向かう前に立ってる人から用紙のチェックが入る。(怖くない)

▼2つめの窓口で書類を見せて手数料を払う。領収書を受け取る。(払うだけ!)

▼簡易半個室みたいなところで書類を渡して視力検査。眼鏡持ってても裸眼で測る。(優しい)

▼書類にハンコをもらう(何も考えなくていい)

▼免許証と書類を見せ、免許証に穴を開けてもらう。書類の内容確認をされる(この辺で上着を脱ぎ、髪を整えておくと吉)

▼ここからすぐ撮影。前髪と目力に気をつける。書類が短冊になる。(鏡見てる暇無し)

▼二階へ上がり短冊チェック。講習の資料をもらう。

▼口頭説明+ビデオの30分講習。満席になるまで始まらない。飲食禁止、携帯はマナーモードに。

▼退室の際にハンコをもらう。

▼4階で免許受け取り。画面に受け取り可能番号が出る。ちょっと待つ

▼受け取ったら脇の機械で最初に決めた暗証番号を入力して個人情報のチェック。

▼おしまい。

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最後に今日の私の行動を詳細に書いておく。上記さえ見ておけば別に読まなくてもいい。

【10時30分頃】

大手町駅から少し迷い10分ほど歩き、午前の受付終了時間より1時間早めに神田の免許更新センターに来た。ここで周囲に人がいないこと、建物が開いてないことに気づく。

土日祝日免許更新の受付はしていないのだった。

一瞬葉書のデザインのせいにしてしまいそうになるがデザインには全く問題ない。ちゃんと確認してください。

 

【11時ちょっと過ぎ】

神田から一番近い江東試験場に到着。他の試験場は比較するまでもなく遠い。

大手町からメトロ東西線で1本。18分ほどかかる。料金は165円(IC)

大手町駅はやたら大きく思っている以上に歩く羽目になるので今回のような失敗は二度としないでほしい。

 

【11時15分頃】

受付窓口へ。『一般』の場合の午前中の受付時間は11時までなせいか凄く空いていて驚く。すいすいのすい。

ちょっともたついている人がいて注意されていたが、ひとつ終わる度に「次は◯◯の◯番窓口へ行ってください」などと言われるのでそれだけは聞き逃さないようにすれば何も難しくないし怖くない。

葉書を見せるのは最初の窓口だけなのでそのあとはしまってもいい。

暗証番号が書かれたカードは写真撮影の時にだけ必要なものなのでそれ以外はしまっててもいい。

視力測定で眼鏡出そうとしたら「最初に裸眼で測ります」と言われ、受けてみたらそれで通ったので眼鏡の出番無し。念のため持って行った印鑑の出番も無かった。

 

【11時30分頃】

講習室へ。満席になるまで始まらないのでこの待ち時間が一番長く感じられたがそれも10分程度。いつの間にか部屋に先生が入ってきていて、説明が始まった。一番最初に講習が終わったあとの説明もされるが難しくない。あと終わる頃には覚えていない。

年間の事故死亡者数や免許更新までの間に変わった運転ルールなどの話をされ、ビデオを見る。集中しだした頃に終わる。30分はあっという間。

 

【12時ちょっと過ぎ】

短冊にハンコをもらって4階へ移動。

頭上に設置された画面に『更新:◯◯◯番までの免許受け取りが可能』というような表示がされるのでそれを見ながら待つ。そんなにかからない。受け取ったら脇の機械で暗証番号入力して個人情報を確認して終了。

今回の証明写真の撮影では前髪は短くし、横毛は耳にかけた。出来上がりは前回と比較すると不気味なくらい爽やかだった。

なお窓口右側に食堂と売店がある。鮫洲の食堂はカレーがおいしいとのweb情報を見つける。江東はつけ麺らしいが気分ではないので利用しなかった。外から見るに食堂員さんはかなり愛想良さげ。

 

【12時20分頃】

施設を出る。

 

【まとめ】

思ってるほど面倒臭くないよ。