梅ログ

オレにさわるとあったかいぜ

初めてエステサロンを利用した話

「桜の撮影の時にモデルをお願いします」

勤務時間は9割パソコンの前。

今年の3月は今の会社に入社して一番の業務量で、終電間際に退勤する日も多かった。

遅い時間まで真一文字に口を結び薄目で作業をする日が続き、ふと鏡を見ると明らかに老け込んだ自分が映っていた。化粧もしていない。最近見た目に気を遣えてないな、そう思っていたタイミングで写真撮影を趣味としている友人から冒頭の言葉がかけられた。写真はその時のコンディションが丸々写る。撮ってもらえるのであれば少しでも良い状態でお願いしたい。

 

そこで、以前から気になっていたエステサロンに行ってみることにした。

以前からtwitterの一部界隈でよく目にしていた「HSbodydesign」

国内最安値高級エステサロンという思わず首を傾げてしまうキャッチフレーズを掲げる、通称「白鳥エステ」である。白鳥エステは会員になる必要はあるが、継続契約などは無く利用したい時に予約するシステム。つまりベッドが空いてさえいればいつでも利用できる。

今回はそのエステ当日について、そして効果について書いておきたい。

 

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撮影日前日。足を運んだのはアキバ浅草橋店。

浅草橋駅から徒歩数分でたどり着くことができる立地にあるマンションの中で営業している。

エレベーターで上がり、やや殺風景の廊下に立てられた看板を目印に、恐る恐るインターホンのボタンを押す。

予約の名前を確認されるとドアが開き、指名したエステティシャンの方に出迎えられた。

靴を脱いで案内されるがまま幅広の廊下を通って奥へ進むと、薄暗い大きな一部屋にカーテンで区切られたベッドが沢山あった。内部は外から思っていた以上に広い。三倍くらい広い。まず玄関から広い。

 
ベッドに辿り着くと、中に入って荷物を降ろし、ベッドに腰掛けて受けるメニューを口頭で確認される。
使用するオイルについてや、どんな体にしたいか、疲れているところはないかなども聞かれた。
私は翌日の撮影の予定のこと、普段の仕事のこと、最近忙しかったことなどを話した。
特に顔をシュッとしたいと伝えたら、30分のドライヘッドエステの追加を勧められたので追加。
提案はされるが、あくまで提案でしつこくないのが良き。
 
施術時の服装はショーツ一枚か使い捨てショーツ、もしくは全裸が選べる。
無だと障害物が無く最大限にほぐせるのが利点だそう。
エステ経験は人生初だが、そこそこ長いこと全身脱毛に通っているのもあり、
そういった場での露出に抵抗が薄い自覚があったため全裸を希望した。
全裸といってもやってるところ以外はタオルケットをかけてもらえるのでそこまで恥ずかしくない。
 
そういったことを話したのちに担当さんは一旦退場され、バスタオルかけて仰向け全裸で待機。
ベッドは床暖房、電気カーペットのようにあったまってるので寒くはない。
 
しばらくして戻ってこられると、まず足先を触られた。
冷たいからと下に敷いているホットカーペット的な物をめくってまかれる。
あたたかい。冷え性の自覚は無いが冷え性なのだ。
 
エステのことはよくわからないが、ここは基本ハンドマッサージ。
施術は頭部から開始。手のひらや指の平で押されに押される。頭〜顔は痛くはないがおでこがべきべき言っていた。
パーツパーツ丁寧にほぐされていくのだが、凝っているところは痛むようで、背中、腰、足裏、ふくらはぎがやたら痛い。
背中の施術は肉と骨とを分割するイメージで、
中学の頃、給食当番のセットを忘れると罰として手を握手のように握り、関節をごりごり動かしてくる先生のことを思い出していた。それより断然痛みが強いが系統は似ている気がした。
実は指名した方は、twitterで痛い痛い(でも効果はすごい)と評判の方だったのだが、それでも手加減されていた気がする。
受けていて驚いたのは右腕の施術。どの部位でも汗が出ていたのだが、どういう訳か発汗量が違った。
疲れてるところほどそういうものらしい。
 
最中は白鳥エステのことや担当さんのことなどの話を伺っていた。
乗馬が好きなこととか、何故エステティシャンになったのか、疲れた時はどうしているのかなど。
こちらのプライベートについては聞いてこないが、仕事についてだとかを少し話した。
何を話しても基本的に肯定・褒めて下さった。
その褒め対応っぷりに保育園の時のことを思い出していた。やさしい先生...
揉まれる痛みに耐えながらだが。
 
施術中に「肌が光り輝くようですよ」「いらした時の疲れた表情が嘘のようですよ」などと
経過の実況もされて、ひねくれている私はそんなバカなと思いながら聞いていたが、
同日に新宿の洋服屋さんで売りたいのか売りたくないのかなんとも言えない接客を受けて
服を買ったことにややモヤっていたのでこういうのも悪くないなと思った。
お金を払うという行為に後悔をさせないサービスというか。服は服で物には納得して買ったんだけど。
 
そんなこんなで約2時間半。
まず実感したのは浮腫みが取れたのか履いてきた靴がゆるくなっていたこと。
目に力を入れると、まぶたがより開くこと、そしてそれがスムーズであること。
身体はぽかぽか、ローズオイルの香りでお風呂に入るのが勿体無く感じた。
そして翌日は23歳くらいの時こんな顔してたなーという顔になっていた。(現在28歳)
具体的には顎がシュッとして肌のキメが細かく。気になりつつあったほうれい線っぽいのも無に。
そして通常嵌め外しにちょっと手こずる指輪がどの指でもスッと入るし外せる。
なんなら一番細い指はややぶかついていた。
撮影中の表情筋の稼働も柔らかな気がした。
効果の持続は一週間くらい。見た目の調子が最高によかったのは翌日。
それまでの半月ほどのボロ切れ感を思うとかなり持ち直した状態で撮影に挑めたと思う。
 
施術前にどんな体にしたいか、どんな目にしたいかなど細かに要望を聞いてくれたのだが、
具体的なことは言わなかったので、それを伝えていたらもっとどうにかなっていたのかもしれない。
突然欲しいものを聞かれるくらい、どんな体になりたいかなんて考えは出てこなかった。
次に行く時は事前に考えておきたい。
 
余ったオイルは、退店までの間にヘアオイルとして使ったり、もっと塗りたくりたいところにつけるなど提案されたが、美容院行く前だったのでほとんど使わず残した。持って帰りたいくらいの量だった。
 
全体的に良いと思ったし、またお願いしたいと感じた白鳥エステ。
デメリットを挙げるとしたら、めちゃくちゃ眠くなったので施術後の仕事は無理なのと、
揉まれまくるせいかしばらく筋肉痛っぽい感じになることでしょうか。
あとどの店舗も直近は予約が埋まっていることが多く、最低半月くらい見ておいた方が良さそう。
 
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この日のメニュー

・ボディデザインプレミアム120分 24,000円(内 技術料4,000円)

・クレイパック 500円

 ・ドライヘッドエステ30分 2,000円

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プレミアムを選んだのは指名のスタッフさんがプレミアム対応のみだったため。
クレイパックは絵に描いたエステっぽいなーという印象にて。

技術料は指名する方の技術力で変わるので自分の懐具合や予定と相談して受けられるのが良いな。

 

また何かの折に...そこそこの年齢ですがおかげさまで伸びしろを感じたので可能であるなら毎週でも行きたい...可能であるなら…
 

サロンには男性スタッフさんもいらっしゃいました。

女性はもちろん、 男性、中性の方も歓迎ですとのことなので興味のある方は是非トライ。